みなさんこんにちは。
管理人のかくぜん(@kakuzen21)です。
30代後半になり、歯列矯正をはじめました。
今回は始めた経緯を記録して今後は経過観察をお伝えできればと思います。
抜歯をして歯列矯正(インビザライン、ワイヤー矯正)をしようか悩んでいる人、同じような境遇の人がいれば本ブログで一緒に意見交換ができるといいなと思っています。
この記事の目次
虫歯がキッカケ
僕の口腔事情として、20代はオーラルケアに関心が無く、歯磨きは習慣として朝昼晩やっていました。
勿論、歯医者の定期検診は行っておらず、「痛くなったら歯医者は行くもの」として考えてました。
20代前半に、歯が痛くなり歯医者通いがはじまり、歯茎から血がでる歯周病や磨き残しによる歯石など、まずはそれらの治療に2か月ぐらいかかりました。
その後、虫歯の治療を行った歳に虫歯の進行が進みすぎていたため、抜歯を選択せざるを得ない状況でした。
20代前半は当然まとまったお金が無かったので保険適用の治療一択でした。
当時僕が選択したのが、抜歯した歯の隣の歯を削って詰め物をする「ブリッジ」と呼ばれる治療方法です。
ブリッジのデメリットとして、健康な歯を詰め物の支えとして削らなければいけない点と、噛むときに負担がかかる、隙間に食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病の原因になりやすいです。
そんな私も30代になり、見事にこのデメリットを受け、ブリッジの片側が虫歯になり、抜歯をすることになりました。
治療選択肢は3つ
・ブリッジ治療
・インプラント治療
・歯列矯正治療
でした。
ブリッジ治療では前述のとおり、もはや自分の中ではメリットは無く、お金をかけてでもインプラント治療か歯列矯正治療のどちらかを選択したい点についてはブレませんでした。
上記虫歯以外にブリッジをもう1か所していましたが、そちらもブリッジを辞めたいと歯医者に伝え、ブリッジの詰め物を外しました。
外したタイミングで幸い、気づかなかった虫歯も発見したらしく、治療できたので結果オーライです。
歯のレントゲンはこちら。
見事に右上と左下の歯がありません。ちょうど物を食べるときに無いと困る歯だし、左右両方という絶望感。
インプラント治療か歯列矯正治療か
インプラント治療とは
インプラント治療は最短で6カ月~12カ月間だそうでうす。
↓
インプラント埋込(ネジの土台を歯茎に埋める)
↓
アバットメント・人口歯装着
↓
(定期健診:2か月~6カ月)
僕自身も治療期間に時間をかけたくないし、インプラントの気持ちで考えていました。
インプラント治療費(見積)はいくらだったか
実際の見積金額は下記のとおり、トータル約150万程度でした。
2か所にインプラントを行うので金額もかなり高額ですよね。また、若いころに抜歯していた個所については歯茎と骨が痩せているため骨を作る手術(骨造成手術)が必要と言われました。
処置 | 単価(円) | 処置数 | 費用(円) |
サージカルガイド | 50,000 | 2 | 100,000 |
サージカルガイド1歯 | 10,000 | 2 | 20,000 |
CT撮影 | 10,000 | ||
静脈内鎮静法(薬) | 80,000 | ||
インプラント | 250,000 | 2 | 500,000 |
骨造成小規模 | 50,000 | ||
骨造成大規模 | 200,000 | ||
プロビジョナルCrスクリュー | 50,000 | 2 | 100,000 |
アバットメント | 50,000 | 2 | 100,000 |
フルジルコニアCr | 100,000 | 2 | 200,000 |
小計 | 1,360,000 | ||
消費税 | 136,000 | ||
合計 | 1,496,000 |
※通院中のレントゲンや診察料は除く
インプラント専門医からのまさかの発言
見積までもらって僕の中では、インプラントを行う覚悟ができてました。そんな時まさかのインプラント専門医(院長)から思いがけない言葉をいただきました。
院長「かくぜんさん。インプラントより歯列矯正治療しませんか?」
僕「へ???」
院長曰く、インプラント治療をすることで当然治療をすることができるが、自分の歯を動かして抜歯した隙間埋めませんか?とのこと。
これには驚きました。
院長のアドバイスは4つ
- インプラント専門医であっても僕がその立場なら歯列矯正治療を選択する。
- 人口歯は、昔と比べて良質ではあるが、自分の歯はそれ以上に固く、絶対勝てない。
- 歯列矯正治療は時間をかける必要がある。時間がかかるが歯が動かないということは無い。
- インプラントは食いしばりに弱い。かくぜんは歯ぎしりがひどく歯が削れている。
あんなにまで断固たる決意を持った僕のインプラントへの道が歯列矯正治療への道に進路変更をした瞬間でした。
抜けた2本の歯の隙間をどのするのか
レントゲン写真のとおり、赤色の丸の抜歯箇所に隣り合う歯を歯列矯正治療で、移動させる治療を行います。
僕の場合、親知らずを抜歯していなかったので下の歯は「奥歯と親知らず」をスライドさせて移動することになりました。
上の歯は、緑色の丸の親知らずは全部隠れているため、「移動した際につられて顔を出せば使える」とのことでした。こればかりは運要素強めの治療になります。
上の抜歯個所の隣の歯だけは動くと思うので、最悪奥歯が1つ無いような状態にはなるものの日常生活で噛みづらいことはなくなるのかなーと思っています。
矯正治療はインビザラインを選択
矯正治療はインビザライン(マウスピース矯正)を選択しました。
インビザライン矯正の詳細については、また別の機会に記事にしたいと思います。
インビザライン治療を選択したので、インプラント治療とは違い、その他の健康な歯の歯並びも矯正するため最終的にはインプラント治療より矯正治療を選択してよかったと思っています。
治療前の口腔写真はこちら
今後の治療経過を含めて記録できたらと思いますので、治療前の写真はこちらになります。
ひとさまにお見せできるような自慢できる歯並びでもないので、恥部を見せてるようで結構恥ずかしいです;
今後どれだけ動くのか、私自身も不安と期待でいっぱいですが、治療経過を楽しみたいと思います。
おわりに
この記事を投稿しているタイミングが矯正治療を開始してちょうど1年になったタイミングです。
歯列移動に使わない親知らずは抜歯しました。
歯自体は順調に少しずつ動いているので実感はものすごくあります。
治療費はかなりの高額でしたが、お金をかけてよかったなと今でも思っていますし、もう少しきちんと歯磨きや定期検診行っていれば治療費分のお金は浮いたのに・・・と後悔もしています。
これをきっかけに我が家では全員歯医者に通わせるようになり、妻も虫歯ゼロになりました(笑)
息子はまだ4歳で乳歯なのですが、僕の歯を教育材料として歯の大切さと歯磨きの大切さを教えています。
もし、同じような境遇(インプラント治療か矯正治療か)悩んでいる方がいればこの記事が参考になれば幸いです。今後も治療経過を少しずつブログに残していきたいと思いますのでよろしくお願いします。