まずは知ることから!!家計簿管理の第一歩|年間特別支出管理術

特別支出管理方法

我が家が普段行っている家計簿管理について、シリーズに分けて記載していこうと思ってます。
今回は「年間特別支出の管理術」についてご紹介します。

・これから家計簿をはじめようとしているひと。
・家計簿をはじめたものの、急な特別支出で家計簿つけるモチベーションが低下しているひと。
・特別支出の管理方法が気になる、改善したいひと。

特別支出はいきなりやってくる

毎月利用している支出以外に、数カ月単位、数年単位で発生する支出を特別支出と整理しています。
年1回の税金の支払いや自動車の維持(車検)など大きな支出から、年会費や誕生日プレゼントなど様々なものがあげられます。

これらの支出に備えていないと、毎月家計簿管理で頑張っていたのに大きな出費でマイナス赤字になる。
貯めていた貯金から引き落として、なんとなくモチベーションが低下しませんか?

わたしもその1人でした。
家計簿管理をやりはじめたころ、毎月の収支がマイナスにならないように節約しながらコツコツ生活していたのに、いきなり特別支出が請求されてマイナス収支に・・・なんてことが1回以上経験しました。

家計簿管理を始めた人は、少なくとも1回は通る道だと思います。
いきなり100点をとるのは難しいと思いますがこれからご紹介する方法でひとつひとつ急な特別支出に備えましょう。

ステップ1:特別支出がどれくらいあるかリストアップ

list

まずは、毎月発生する支出以外に何かあるかリストアップしましょう。また、その支払いがどのくらいの頻度で発生するかもおさえましょう。
我が家の例であげると以下のとおりです。

自動車関係
 ・車検(2年に1回)
 ・自動車保険(年1回)
 ・自動車税(年1回)

住宅関係
 ・火災保険(年1回)
 ・固定資産税(年1回)

その他
 ・NHK受信料(年1回)
 ・家計簿アプリ(マネーフォワード)年会費(年1回)
 ・パソコン ウイルス対策ソフト(3年に1回)
 ・ニンテンドーオンライン(年1回)


 
かくぜん
以外にリストアップしていくと、特別支出って多いんです。我が家の場合は家族の誕生日などは予算が組めない(未知数)のため特別支出の管理項目から除外してます。

ここでポイントをひとつ。
いくらかかるかわからないものはとりあえず除外して、確実に「毎年、毎月○○円支出する」とわかるものから処理していくことをおすすめします。

リストアップしていく中で、金額がわかっているものはメモに追記しておきましょう。金額がわからない、忘れた場合は支払い月だけ頭の中におさえておくだけでも気持ちの備えにはなるはずです。

ステップ2:一覧を確認。目標は臨時収入をあてにしない支払い

concept

いざ整理をしてみると、特別支出。馬鹿にできないくらい多いひといませんか?
また、その特別支出、臨時収入(ボーナスなどの賞与、児童手当などの定期的な収入など)をあてにしてたりしませんか??

臨時収入がもらえなかった時、支払いに悩むリスクが大きいため、臨時収入の使い道についてまず見直しましょう。

臨時収入で特別支出をやりくりしすぎている人は、年間収支がプラスになる人は少ないんじゃないでしょうか?
僕自身も家計簿をはじめた当初は、毎月の収入と支出ばかり気にしており、特別支出まで頭にありませんでした。その結果、臨時収入で補填して乗り切る。まさに文字で書いたような生活を送ってました。

もちろんですが、その時は毎月貯金しているはずが貯金総額よりマイナスでした(悔涙)

この状態を打破することで僕は安定して貯金や資産計画をたてやすくなりました。
断言します。絶対臨時収入はあてにしてはダメです。

昔の僕と同じ状況でなんとかしたいと思っている方、ステップ3にすすんでください。
逆に、上記意識が変わらない場合はステップ3以降はあまり参考になりません。(ごめんなさい)

ステップ3:年間支出を分割払いとして毎月の収入から積み立てる

money_2724245

ステップ2でお伝えしたとおり、臨時収入をあてにしない=毎月の収入でやりくりする必要があります。
ただし、毎月の収入で1回あたりの高額な特別支出に耐えられる守備力は無いと思います。(無いはずです。)

そこでおすすめしたいのが、年間支出を分割払いとして管理し、毎月の収入から積み立てる方法です。
方法は至ってシンプルです。

①年間支出のそれぞれ支払い期間を毎月支払い相当額に分割する。
②それぞれ分割された金額を合計した金額が毎月の積立金額になります。
③きたる特別支出のタイミングで積立金額から引き当てる。

具体的な例を挙げてみましょう。

具体例)
 ①車検 12万円(2年に1回)=12(万円)/24(カ月)=5,000円/毎月 支払い
 ②自動車保険 4万円(年1回)=4(万円)/12(カ月)≒3,400円/毎月 支払い
 ③自動車税 3.7万円(年1回)=3.7(万円)/12(カ月)≒3,100円/毎月 支払い
毎月支払い額相当を合計すると
 ①5,000円+②3,400円+③3,100円=11,500円
よって、年間支出対策として毎月11,500円を分割支払いしたと思って積み立てればいいことになります。

ただし、支払い月が当然バラバラですし、積立てを開始するタイミングでそれぞれ支払うまでに必要な期間が異なると思いますのでいきなりすべてを分割払いにするのではなく、できるところから、少しずつなんちゃって分割払いをはじめてみましょう。

 
かくぜん

勧めている僕自身も、毎月かつかつなのに…それに加えてなんちゃって分割支払いとか無理!!
…とずっと思ってました。

僕は、毎月の固定費や保険の見直しや解約を行うことでそぎ落とせる部分は潔くそぎ落としました。また、サブスク系の年会費も贅沢品として極力入会しないようにしてます。

ニンテンドーオンラインは夫婦関係を維持するために必要なので契約してますけど(説得力薄)

実践後のメリット

 僕の場合、ある程度の特別支出を毎月の支出に加えて管理したことで、月あたりの支出がかなりシビアになりました。ですが、臨時収入が入った場合、全額に近い金額が自由に使えるお金になったため、ほとんど貯金や投資にあてていますが少しだけ背伸びした外食に家族を連れていくことができてます。

おわりに

 
かくぜん
今回の対応を実践することで、収支が大きくプラスになることは難しいですが、大きくマイナスになることもないはずです。

 臨時収入をあてにしないだけで精神的な収支はプラスになると思います。
ぜひご参考に少しずつ実践してみてはいかがでしょうか?