息子が4歳になった2月にはじめての水いぼと対面した。
多くの親御さんは、 この水いぼとの遭遇に頭を抱えていないだろうか。
我が家もその中のひとりであり、「水いぼが他人にうつる」 「幼稚園、保育園の通園どうしよう?」 など
不安なことだけ頭の中で悶々とした覚えがあります。
そんな僕と妻と息子の数カ月にわたる「水いぼ戦争」 について記録する。
目次
この記事の目次
水いぼの襲来
2月のまだ寒い時期、 妻が子供とお風呂に入って乾かしているところにヤツは急に現れた 。
「水いぼ」である。

はじめは、ただの吹き出物だと思っていたが、 日が経つにつれて吹き出物の数が増え始める。
両脇の下、背中にかけて1ミリ程度のぷつぷつができていた。
両脇の下、背中にかけて1ミリ程度のぷつぷつができていた。
「かゆくはない」
息子がボリボリかくほどかゆみは無いようでした。
取り急ぎ、近所の皮膚科へ行くことにしました。
取り急ぎ、近所の皮膚科へ行くことにしました。
近所の皮膚科で診察(そして絶望へ)
妻が息子を連れて皮膚科に行き、いざ診察へ。
我々の予想どおり診察結果は「水いぼ」である・・・と。
さて、どのような治療をされるのだろうと思ったんですが。
さて、どのような治療をされるのだろうと思ったんですが。
おもむろにお医者さんがピンセットを取り出し、水いぼ目掛けて「 ブチっ!!」
「ぎゃぁぁぁあぁああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁああ」
院内に響き渡るぐらいの大声で息子は悲鳴をあげ、 結局治療継続不可。
水いぼの勝利である。
お医者さんには、「 時間が経てば治るケースもありますがお母さんとお父さんが根気強 くつぶしていくしかありませんね」
と淡々と言われました。
と淡々と言われました。
この日はさすがに夫婦で気落ちしましたね。
処方箋としては、 水いぼの広がりを抑止するための軟膏のようなものを処方されまし た。
帰宅後、 我々親が水いぼを潰そうとすると息子の感知能力は凄まじく、 プイッと完全に拒否される始末。
帰宅後、
我々親も本当はやりたくないし、痛い顔を見るのは辛かったな。
また、処方された軟膏は、 息子にあわなかったのか逆に肌が赤くなり、 肌荒れが目立ってきたので処方をやめました。
また、処方された軟膏は、
ママ友おすすめの皮膚科へ(セカンドオピニオン)
それでも夏に向けて幼稚園のプールまでにはなんとかしたい想いが あったので、
妻のママ友おすすめの皮膚科へ行くことにしました。
妻のママ友おすすめの皮膚科へ行くことにしました。
詳細の結果は省略します。。。
また息子が怪獣になり、 今回は暴れて1つ潰すことすらできませんでした・・・。
しかし、お医者さんから水いぼ戦争大変ですよね・・・( 戦争とはもちろん言っていない)
水いぼに関するパンフレットを手にいろいろ説明をしていただき、 少しだけ気が楽になりました。
ですが、またしても水いぼの勝利。

幼稚園のプールがはじまった
水いぼ戦争が2月から始まり、7月後半。 幼稚園ではプール開きになってしまった。
プール開きまでには何とか水いぼ戦争を終わらせたかったのに間に 合わなかった。
水いぼについて幼稚園の先生に恐る恐る「いま、この辺(脇) に水いぼがありまして・・・」と妻が相談したところ
「あ。わかりました。 ではプールの際はラッシュガード着せてくださいね。」
以上です。これだけです。
もっといろんなこと言われると思ってました。 本当にこれだけだったそうです。
我が家は怪獣(息子)だけ相手してますが、幼稚園の先生がたは、 何匹もの怪獣を相手にした実績もあり、
水いぼ自体、 当たり前のような感覚のようです。
水いぼ自体、
その話を妻から聞いて、とてもほっとした思い出があります。
ですが、ほっとしてても水いぼ戦争は終わりが見えません。
ですが、ほっとしてても水いぼ戦争は終わりが見えません。
先輩ママの経験談を頼る(ターニングポイント)
幼稚園ではプール開きが始まり、 息子がラッシュガードを付けていることからママ友間で水いぼ戦争 の話がでたりと、 ほかの家族の水いぼ戦争記録をうかがうことができました。
その中で、実践してみようと思ったのが「漢方」 による治療です。
水いぼではなかったと思いますが、 漢方を飲ませて肌荒れを治した。 という話を妻経由で聞くことができ、漢方について調べたところ「 ヨクイニン」 と呼ばれる漢方が良さげではないかと思い以下の3つの商品を購入 しました。
1.漢方(ヨクイニン)
粉末上で水に溶かして食前に飲むタイプ。 苦味もなく一気飲みできました。
2.ハトムギ乳液
原料の植物としては同じで、 ハトムギの渋皮を取り除いたものが漢方のヨクイニンと呼ばれるそ うでうす。乳液はお風呂あがりに患部に塗ってました。
3.ハトムギ茶
スーパー、 ドラッグストアでも売っているハトムギ茶の水出しパックを購入し ました。
値段は水出し麦茶パックの倍以上しますが、 普段麦茶を飲ませていましたが、 ハトムギ茶を常用飲料としてました。
値段は水出し麦茶パックの倍以上しますが、
漢方による治療の効果
4歳の息子が漢方デビューを果たし、 数日で効果があらわれました。
水いぼが「すぱっと」消えることはありませんが、「広がらない」 「増えない」ことは明らかに実感することができました。
水いぼが「すぱっと」消えることはありませんが、「広がらない」
これで無限に増えるヤツを食い止めることはできました。
また、 ニキビがつぶれるような感じでしぼむような水いぼも確認できまし た。
また、
こればかりは、 息子が夜中に潰している可能性もあるので漢方による効果かはわか りませんでした
それでもヤツ(水いぼ)はゼロにはならなかった。
漢方を続けて2週間。 やっぱり水いぼは完全にはなくなりませんでした。
結局のところ、「潰す」しかありません。
ここまで、 ブログを読んでいただいた方に大変申し訳なく思っていますが、
潰すしかなかったんです。
潰すしかなかったんです。
そこで我が家の潰す際の作戦1つだけ。
「子供が悪い事をしたら潰す作戦」
罰ゲームに近いもので、 子供が何かダメなことをしたタイミングで「プッチンするぞ」 と鬼の形相で潰しにかかります。
4歳の子供でも親鬼一人では大変なので鬼2人がかりで、「 抑え込み鬼」と「潰し鬼」に分かれて対処します。
もちろん子供は大泣きを通り越して発狂してました。 やっとのことで1個潰すのが限界でした。

※写真の日は2つ潰して絆創膏貼っている写真(痛々しい・・)
時は過ぎ、水いぼが片手で数えられるほどになった(残り3個)
ようやく水いぼ戦争が終戦を迎える時が来た、長い期間、 不定期に現れる鬼とよく息子も頑張った。
もうこの数になり始めると「プッチン嫌だ」 とトラウマに近いものを植え付けてしまっている状況でした。
そこで、今更ながらこの戦争の戦い方を見直して「罰ゲーム」 ではなく、 息子も戦っているという意識を植え付けることにしようと思いまし た。
息子はプッチン自体がもちろん痛くて嫌なのはわかっていたが、 実はプッチンされるときに「泣くのがもっと嫌だった」 ことが分かった。
息子自身、プライドが実はものすごく高かったのだ。
そこで、「痛くて痛くて泣いてもいいし、 大声出してもいいからお父さんたちを助けてほしい」 と息子にお願いをした。
「いいよ」
息子がこの水いぼ戦争の主役になった瞬間である。
水いぼを潰すこと自体、やっていることは全く一緒だが、 息子は凛として立って水いぼと向き合っているのだ。
暴れることなく、ぷちっと潰すことができた。
暴れることなく、ぷちっと潰すことができた。
もちろん、息子は痛みで泣いたが、 泣くことは悪くないと先に親子で話し合っていたためすぐに泣き止 んだ。
親が想像する以上に子供は強い。
潰せたあかつきには、 ムツゴロウ王国の主のごとく全力で息子を褒め称えた。
息子もまんざらでもない。
息子もまんざらでもない。
我々親ではなく、息子自身が水いぼをやっつけたのだから。
水いぼ戦争終戦記念日
ヤツがとうとう1つになった。
漢方のおかげで、 仲間を増やすことができずとうとうお別れの時が来た。

ぷちっ。
「すごーーーーーーい」
「やったーーーーー」
息子も自慢げに「ほらっ。もうないでしょ」と両手、 両脇をどや顔で見せつける。
水いぼとの長い闘いが終わった。
最後の水いぼがいなくなってから、息子の身体には、
終戦までにかかった期間は半年。
長いのか、短いのかわかりませんが、 はじめはマイナスな出来事ととらえていましたが、 家族全員で治した感があり、 最終的にはいい思い出になったのかな。と思ってます。
いま、まさに、 子供の水いぼで悩んでいる方は参考になるかわかりませんが気長に 、水いぼ戦争を頑張っていきましょう。
おわりに
子供ができてはじめての水いぼ戦争。なかなか手強い相手でしたが、いい思い出になりました。
最終的には潰すことが最短治療法ではありますが、潰すために子供との向き合い方が大事だと気づかされました。
漢方も4歳からデビューしました。副作用なのかわかりませんが、ヨクイニンには利尿作用がある?ようで漢方接種期間はおねしょの確率が段違いに上がりました。
漢方を服用させる場合は、参考までにお気をつけください。
では、水いぼ戦争中のお父さん(パパ)とお母さん(ママ)!頑張りましょう!