【かけこみ加入】ジュニアNISAで教育資金を貯める
 運用開始までの期間と失敗談(2021年12月)

かけこみ加入ジュニアNISA

みなさんこんにちは。

管理人のかくぜん(kakuzen21)です。

2021年もあと数日で終わりですね。今回は、ぎりぎり間に合ったジュニアNISAについて開設までの期間や失敗談、最後に運用実績を報告したいと思います。

ジュニアNISAとは

2016年からスタートした「未成年者少額投資非課税制度」(ジュニアNISA)です。

国民全体の利用実績の乏しさから新規口座開設が2023年(令和5年)12月31日で終了することになりました。終了に伴い制度改正も行われ、皮肉にも”その制度改正のおかげ”でジュニアNISAの駆け込み加入が増えたようですね。

ジュニアNISA概要

つみたてNISAも2021年より開始し、そんな僕も制度改正後にかけこみでジュニアNISAの情報収集~口座開設まで行いました。

投資可能な期間が2023年12月31日まで、ということもあり2021年の今年を逃すと1年分最大80万円分投資ができなくなることになるため、急いで口座開設をしました。僕の場合は投資できる期間が2021年を含めて3年(2022年、2023年)になります。

来年、再来年満額80万を積立を行った場合は、80万×3年分=240万になり、2024年1月以降は投資を行うことができなくなります。

以降は、非課税機関(5年)が終了した再に、保有期間商品を、翌年の新たな非課税枠に移行(移管)する「ロールオーバー」の手続きが必要になるそうです。

僕自身もロールオーバーの手続き未経験なので実施したらまた、記事にしたいと思います。

目的は教育資金づくり

 我が家の基本情報

我が家の家族構成と簡単な家計管理事情は以下のとおり。

■家族構成
・雇われサラリーマン(僕)と専業主婦(妻)と息子(男の子)の3人家族
・ペットなし。
・息子は2021年時点で4歳(早生まれ)、2022年2月で5歳になる。

■家計管理
・僕:FP3級保持、我が家の資産管理を主に実施、証券口座を開設済
・妻:日用品などの変動支出(食費含む)全般の家計管理、マネーリテラシーは低め
・借金(負債)は住宅ローンのみ、生活防衛資金6か月分確保後、証券口座開設

■ライフプラン
・あと願いが可能のであれば、子供をもう1人授かりたいため、その準備資金も必要
・息子は公立学校はできるだけ避けてもらいながら、大学までの資金は親の資金で捻出したい。

僕自身、最終学歴が専門学校卒業です。就職後やっぱり大卒との給与差は地味に痛いと感じたため、息子には大学卒業まで頑張ってほしいところです。ただ、会社によりますが最終学歴で左右されるのは就職して数年だけだと思ってます。あとは本人のやる気次第で収入差は大きく埋められると思いますが、就職できる選択肢を少しでも広げられるように親としても協力していきたいと思っています。

かけこみジュニアNISAでいくら増えるのかシュミレーションしてみた

積立NISAなどのシュミレーションを行うサイトは証券会社でいくつかあるが、ジュニアNISAのように「投資できなくなる」前提でシュミレーション項目が用意されていない。

かけこみ加入の目的としては、「投資できるだけ投資して寝かせた場合どれくらい増えるのか」が気になると思います。そこで、ジュニアNISAのシュミレーションとして利用したサイトは以下のサイトです。

アセットマネジメントOne(資産運用会社)のホームページで紹介されている「資産運用かんたんシュミレーション」を利用しました。

■前提条件
・2021年~2023年の3年間満額積立を行う(計240万)
・シュミレーションは満額投資後から、息子が18歳を迎えるまでとする(12年間)

■シュミレーション
・運用利回り(年):3%、5%で計算
・初期投資額:240万
・毎月の積立金額:0万円
・積立期間:12年

《運用利回り:3%の場合》
運用資産額が300万を超えおおよそ100万近くプラスになることが見込まれるようですね。

利回り3%
出典:アセットマネジメントOne(資産運用かんたんシュミレーション)より

《運用利回り:5%の場合》
運用資産額が400万を超え、利回りが2%違うだけでこんなにも差がでることがわかりますね。
いかに、早いうちから積み立てることが大事かおわかりいただけると思います。

利回り5%
出典:アセットマネジメントOne(資産運用かんたんシュミレーション)より

あくまでシュミレーションであり、かならずしもプラス域に行くとは限らないことだけは念頭に置く必要があります。投資信託のリスクとして金額があがることもあれば、下がることもあります。最悪、元本割れするリスクもあるため通常預金の貯金も怠らずに確保していくつもりです。

ジュニアNISA申し込みと開設までの期間

実際にジュニアNISA開設までの手続きとそれにかかった期間について簡単にまとめました。ジュニアNISA開設の前提として、親権者の証券口座を開設する必要があるため、未開設の場合は先に済ませましょう。

ジュニアNISA口座開設(楽天証券)までの流れ

楽天証券口座を保有していたため、ジュニアNISAは楽天証券で開設することにしました。

開設までの流れは以下のとおり。

ジュニアNISA開設準備
出典:楽天証券 より

ステップとしては6つですが、個人がやることとしては、①ジュニアNISAの開設申し込み②必要書類発送の2つだけになります。

①楽天証券サイトにログイン後、「NISA-つみたてNISA > 管理・手続き」をクリックします。

STEP1

②「ジュニアNISA口座」をクリックします。

STEP2

③「未成年口座の開設申込(ジュニアNISA同時申込)をクリックします。

STEP3

④口座開設の流れ画面にて、「家族構成の選択」をクリックします。

STEP4

⑤家族構成などの必要情報を入力します。

STEP5

住民票の準備に注意!!
用意する住民票は、以下の条件である必要があります。
子供のマイナンバーが記載されていること ←超重要
・申込者の記載および子供との続柄が記載があること
・住民票の発行が6カ月以内であること
・発行元印が鮮明であること

コンビニでの住民票発行はマイナンバー付きが発行できない?!

各地方によりますが、私の住んでいる宮城県(仙台市)では、コンビニでの住民票発行でマイナンバー付きの発行ができません。みなさんもコンビニで住民票を発行する際は、ご自身の住まいで発行できるかどうか事前確認をおすすめします。

STEP6
出典:仙台市ホームページ(コンビニエンスストアでの証明書自動交付サービスのご案内)より

 
かくぜん
この事実を知らずに僕は無駄に住民票を2回ほど発行しました。(600円なり)
コンビニで手軽に発行できるから大丈夫ーと思いがちですが、事前に調べておきましょう。
結局仙台市の人は、区役所に足を運ぶ必要があります。

ジュニアNISA口座開設までどれくらいの期間がかかったのか

上記申し込みからジュニアNISA口座開設までに僕の場合8日間で口座開設が完了しました。

口座開設後、「未成年口座」と「ジュニアNISA口座」ができます。

STEP7

購入注文

入金時は振込方法に要注意

誰も失敗しないと思いますが、僕自身が説明書を読まずに突き進むタイプのため、入金時の大失敗について共有します。

前述で説明したとおり、ファンド等の購入にあたりまずは子供の未成年口座にお金を振り込む必要があります。

ここで要注意です。

「通常振込(親名義→子供の未成年口座)」では正常に証券口座に反映されません。←ここ大事

以下のような場合は入金が反映されません!!
× 親の銀行口座 → 子の楽天証券口座 ←僕がやった失敗
× 妻の銀行口座 → 夫の楽天証券口座
× 旧制名義の銀行口座 → 新姓の楽天証券口座
× 名義が異なる銀行口座から、依頼人名義を編集して振込み

方法としては、①子供名義の銀行から子の楽天証券口座に振込む方法と②楽天証券のリアルタイム入金を行う方法の2種類が代表的でうす。

間違った場合は「組戻し」手続きを

僕と同じように、誤って子の証券口座に振り込みをしてしまった場合は、「組戻し」手続きを行ってください。

組戻し手続きとは、簡単に言うと振込処理が確定した手続きに対して、「事後でキャンセルする」手続きです。振込を行った側で手続きを行うことで振り込んだ金額が戻ってきますが、組戻し手数料が発生します。

僕の場合は、880円でした。(住信SBIネット銀行)

大金を振り込んでキャンセルする羽目になったので、組戻し手続きについてもドキドキしました。

《参考:組戻し手続き実績》
①振込手続きの誤りに気付く
②証券口座への振込を行った銀行で組戻し手続きを行う(手数料880円)
③2日後、楽天証券のコールセンターから振込誤りの通知(電話)がくる
④組戻し手続きから4日後、振込元の口座に全額戻っていることを確認

証券口座に振り込んだものの、金額が全然反映されない場合は、振込方法が間違っている可能性があるため改めてご確認ください。

その後楽天証券のリアルタイム入金サービスを使って無事振込を行うことができました。

贈与税は発生するのか(事前確認)

ここまでの金額を息子の口座に預けたことが無いので、贈与税について念のため確認したところ、「受贈者ひとりあたり年間110万円まで」のようです。

ジュニアNISAの上限額は80万円までなので、問題なし。2人兄弟がいた場合でそれぞれ80万円ずつ預けた場合、160万になるのでアウトでは?と思うかもしれませんが、”受贈者ひとりあたり110万”なのでこちらもセーフになります。

ジュニアNISAの金額は非課税なので相続税も発生しないため、親族としての税金対策にもなるようです。

購入完了

組戻し手続き等、色々ありましたが口座開設と合わせて、投資信託の注文を行いました。この時は組戻し手続きのお金が帰ってきておらず、別の貯蓄から子供の証券口座にリアルタイム入金を行いすすめました。

《参考:購入完了までの期間》
①口座開設完了・証券口座への入金完了
②投資信託を注文
③3日後約定、9日後に受渡し

2021年が終わる前に無事、ジュニアNISAの開設、注文まで完了することができました。

2021年の運用実績

2021年の運用実績と言いながら実質数週間の実績になります。

実績は下記のとおり、銀行の預金に預けるよりは十分にプラスになっていたのでとりあえずホッとしています。

ジュニアNISA運用実績2021

もちろん目先の金額ではなく、長い目で育ってくれればと思います。

おわりに

ギリギリのかけこみ契約が良かったのか悪かったのかは結果論ですが、今のところ大成功です。

今後世界情勢がどう転ぶのかまでは私も予想はできませんが2022年の来年も満額積立できるように息子のために頑張る予定です。

 
かくぜん
年額80万積立・・・キツイ。
自分のつみたてNISAに加えて息子の分も頑張る・・・キツイ。
でも将来には感謝されるお父さんでありたいから頑張ります。

参考リンク

(金融庁)ジュニアNISA
(アセットマネジメントOne)資産運用かんたんシュミレーション
(楽天証券)ジュニアNISAロールオーバー(非課税期間延長)
(SBI証券)NISAロールオーバー/課税払出しのお手続き方法