みなさんこんにちは。
管理人のかくぜん(@kakuzen21)です。
今回は、住信SBIネット銀行の「目的別口座」の使い方を実例も含めてご紹介します。
・目的別口座を活用した家計管理に興味がある
この記事の目次
目的別口座とは
目的に応じたオリジナルの預金口座が作成できる
普通預金とは別に、自分の目標・目的にあわせて管理できる預金口座を作成できます。
普通口座のほかに、銀行に貯金箱を作ってもらうようなイメージと考えてください。
例えば、
・4年後の自動車購入資金400万貯金したい。
・半年後までに、家の白物家電(冷蔵庫、洗濯機)の購入資金として30万円貯金したい
・年1回の特別支出(車検、年会費など)に備えて一時保管用として貯金しておきたい
など、工夫次第でいろんな使い道が考えられますよね。
あくまで、普通口座の貯金箱のため、新たに通帳やキャッシュカードを発行する必要はありません。
目的別口座からATM引き落とし(出金)はできない
目的別口座に預ける資産は、普通預金の代表口座から「口座間振替」処理で資産を移動させることで管理しています。
振替処理で資産移動した目的別口座の預金は、ATMから引き落とし(出金)することができません。
例えば、普通預金に10,000円預けているとします。
目的別口座に8,000円資産移動した場合、普通預金に残るのは2,000円になります。
この時、ATMで5,000円引き落とし(出金)しようとしても、残金が2000円のため引き落としができません。もし、目的別口座の預金を引落したい場合は、再度口座間振替を行い、代表口座に資産移動をすることで引き落としを行うことができます。
『つい貯金をしていたはずが、いつの間にかいろんな用事で引落しが多くなり貯金が計画的にすすまない』なんてことを防ぐことができます。
目的別口座も不意の引落しを防ぐことができるので、着実に目標に向けてお金を貯めることができますね。
目的別口座を利用できる銀行は
ネット銀行2行がメジャーどころ
目的別口座のサービスを提供している銀行はいくつかあるようですが、おおむねメジャーどころとして以下の2つがあげられます。

■住信SBIネット銀行
・目的別口座: 10口座まで
・入出金: 月2~20回無料(以降、110円/回)
・振込: 他行宛ては1回~20回まで無料(※)
※三井住友信託銀行で、個人名義であれば0円

■GMOあおぞらネット銀行
・目的別口座: 10口座まで
・入金: 無料
・出金: 月2~20回まで無料(以降、110円/回)
・振込: 他行宛ては月1回~20回まで無料(以降、75円/回)
上記銀行以外に以前はソニー銀行も目的別口座に近い「目的別貯金箱」というサービスがありました。
Post Pet(ポストペット)と呼ばれるピンク色のクマさんのかわいい管理画面が特徴的で、僕も愛用していましたが惜しくも2021年3月30日をもってサービスが終了されました。
地元、宮城県の地方銀行に目的別口座はあるのか
宮城県の信用金庫をのぞく、銀行2行(七十七銀行、仙台銀行)を確認したところ、七十七銀行銀行が「目的別預金」サービスとして提供しているようです。(2021年11月時点)
みなさんの地方銀行でも目的別口座サービスがあるかもしれませんね。
住信SBIネット銀行(目的別口座)
メインで使用している住信SBIネット銀行の目的別口座の使い方についてご紹介します。
代表口座と目的別口座は何がちがうのか
※目的別口座は、通常の代表口座と違って、入出金・振込ができない点だけおさえておけば大丈夫です。
目的別口座の作り方
①口座情報・入出金 > 目的別口座 をクリックします。
②目的別口座を新規作成 をクリックします。
③目的別口座の詳細を入力します。
口座名はわかりやすい名前にして、貯金のゴールも無理のないゴールを設定しましょう。
ゴールを設けずに一時保管用として設定する場合は、目標期日の下の「設定しない」にチェックを入れましょう。
目的別口座には、口座名のほかに20種類アイコンを選択することができます。
今回は、自動車購入資金なので自動車アイコンを選択し、確認するをクリックします。
④入力した内容に問題がなければ、確定する をクリックします。
《目的別口座の完成です!!》
目的別口座完成後の画面になります。
貯金額に応じて目標達成までの達成率が表示されるので、モチベーション維持にもなります。
運用(維持)管理の手順
目的別口座が完成したら、今ある代表口座から口座振替処理を行うことで目的別口座に貯金をすることができます。
代表口座から、今回新しく作成した目的別口座「自動車購入資金」に、1,000円振替処理を行う。
内容に問題なければ確認するをクリックすると以下のとおり口座振替が完了します。
目的別口座への振替処理は、手数料が0円です。何度でも資産移動ができるため少額でもいいので操作に慣れてみてください。
その他便利な機能
その他便利な機能として、これまで紹介した自分の手で実施する口座振替処理のほかに、「定期自動振替サービス」という機能もあります。
この機能は、あらかじめ設定した間隔、日時で指定した金額を所定の目的別口座へ自動で振替処理を行ってくれる機能です。
例えば、給料日に自動で目的別口座に貯金をしたい場合に設定することで「給料天引き」のような感覚で貯金することができます。
自動振替で生活を送ることができれば、時間が経ち気づけば目標金額に達することも夢ではありません。
本当に簡単です!!ぜひお試しください!!
実例紹介
我が家のリアルな目的別口座を紹介します。
ここまで目的別口座の主な使い方として、目標金額を設定して貯金箱として使うイメージで説明していました。
しかし、我が家では『一時保管用』として利用しています。
我が家の住信SBIネット銀行の口座では、代表口座を含めて我が家では現在5つの口座で運用しています。
代表口座
・今月使える金額だけ代表口座に残してます。
・それ以外は後述で紹介する目的別口座へ分割しています。
固定貯金(目的別口座1)
・普段使いしないお金は全額この口座に貯蓄しています。
・大きな買い物や支払いのタイミングで代表口座に振替を行うようにしています。
・ある一定額まで貯蓄できたら、超えた分は金利の高い別の銀行口座に貯蓄しています。
児童手当(目的別口座2)
・息子が1人いるので児童手当を全額こちらの口座に貯蓄しています。
・児童手当の口座を別にすることで、今いくら貯蓄できているか可視化できるので便利です。
・今後、子供のために大きな出費があった際にここから出すか、固定貯金から出すか家族会議で決める予定です。
翌月封筒(目的別口座3)
・普段のクレジットカード支払い管理用として利用しています。
・家計簿でよくある「袋分け家計簿」のような使い方を目的別口座で実現しています。
・この口座を活用することでクレジットカード管理を便利に行うことができます。
・具体的な使い方については、下記記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
年間積立(目的別口座4)
・特別支出(車検、税金、年会費)用に利用しています。
・毎月の給与が振り込まれたタイミングで、一定金額をこの口座に振替をおこなってます。
・毎月少額積立を行うことで年1回の高額特別支出に対応できるようにしています。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は僕の家計簿管理に必須である住信SBIネット銀行の目的別口座について紹介しました。
僕自身もこの口座以外に複数銀行口座を持ってます。
金利が高くて貯蓄用に利用している口座もあれば、サービスの改悪により一銭も預けていない死に口座も保持しています。
今後は、これらの口座についても紹介できればと思いますのでよろしくお願いします。