親の資産調べたことありますか?|『家族のお金が増えるのはどっち!?/菅井敏之』

家族のお金が増えるのは、どっち!?

はじめに

 30代後半にして、仙台市図書館デビューをしました。
会員カードを作るまで腰が重く、作ってからは毎週図書館に通うくらいプチブーム。
ネット記事やブログ、SNSでお金の勉強をしていました。
もう少し本でもお金の勉強をしてみたいと思い立ち、読んだ感想をネタバレしない程度に共感があった部分を勉強の記録として記事にしようと思いました。
今回手にとった本はこちら。
『家族のお金が増えるのはどっち!?/菅井敏之』
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どんな人におススメか

おすすめする人

  • 自分の両親と相続を含めた整理ができていない人、キッカケが欲しい人
  • 自分の子どもに”お金”についてどう向き合うか知りたい人

おすすめしない人

  • 両親を含めたライフプランの整理・共有ができている人
  • 子ども、夫婦でお金の考え方(ルール)が決まっていて参考にする必要が無い人

この本で感じたこと

両親の財産「いくら」あるか知っていますか?

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この見出しで、この本を手にしたくらい衝撃がありました。
僕自身、家庭を持ってからファイナンシャルプランナーの資格を取得したり、ライフプランの計画を組み立てながら、家計管理の難しさを痛感していました。
そんな中自分の両親の資産がいくらあるのか、負債(借金)はいくらあるのかいずれ、親がいなくなった後の先のことを考えると両親としっかり整理が必要だと。
僕の実家は携帯の電波が圏外の田舎である。
そんな田舎なので、山の畑を含めて土地は十分あるが、両親が死んだあとはその土地がどうなるか考えたことは無い。
売れる土地であれば簡単に手放せると思いますが、田舎故、間違いなく手放せない。
土地を譲渡するにも回りの所有者も高齢化が進みおそらく譲渡できない。
この本を読んで真っ先に頭をよぎりました。。。
両親との相談の仕方まで詳しくは書いていないし、書いていても万人に通用するとも思えないので、僕も両親も苦手だけど真面目に会話をする機会を増やしていきたいと思いました。

子どものお金(おこづかい)の考え方

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僕の子どもは4才。
僕も妻も子どもに甘く、欲しいものはそれなりに買い与えてしまっている。
こづかいの概念なんてもちろん無い。
そこで、子どもにお金の動きについての教え方や、毎月おこづかいを渡す?渡さない?
など、小さな子どもを持つ家庭でも参考になる記事はいくつかありました
子どもが大きくなったら、毎月小遣い制を予定してましたが、この本を参考にお手伝い(労働)をさせることで収入を得ることができることを若いうちから教えていきたいと思いました。
子どもが大きくなり巣立った後でも実家で同居している場合のお金の管理の考え方などもありましたので、子を持つ親全員に参考になると思います。
その他、現金と電子マネーどちらにするか?など今流行りのおこづかい事情の考え方も紹介されていたのでおすすめだと思います。

要所、要所で「ん?なんで?」と思う個所もある

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著者は、元銀行員。
その経験からか銀行員目線でどう考えているかまでは理解できるが、その目線がすべての読者に共感できるのか少し疑問に残りました。
例えば、「お金を借りる(借りやすく)するためには銀行に信頼を築くことが大事。だから親と同じ銀行がいいよね。とか、銀行は信用金庫をおすすめ」。など。
 
かくぜん
対銀行にメリットが多いような記述に感じたのでもう少しフラットな目線で書いてほしいなと思いました。

 

このあたりを読んで僕自身は銀行を信用金庫にしよう!!とは全く思いませんでした。

目次・著者のプロフィール

目次

  1. プロローグ
  2. お金を増やす「親」は、どっち?
  3. お金を増やす「子ども」は、どっち?
  4. お金を増やす「夫婦」は、どっち?
  5. エピローグ

著者のプロフィール

氏名 菅井 敏之(すがい としゆき)
1960年生まれ。学習院大学卒業後、1983年、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。
個人・法人取引、およびプロジェクトファイナンス事業に従事する。
2003年には金沢八景支店長(横浜)に、2005年には中野支店長(東京)に就任。
48才のときに銀行を退職。その後、起業し、アパート経営に力を入れる。
6棟(約75室)のオーナーとして、年間7000万円の不動産収入がある。
また、2012年には、東京の田園調布に『SUGER COFFEE』をオープンし、人気のカフェとなった。
銀行員としてのお金を「貸す側」、不動産投資家としてのお金を「借りる側」、どちらの視点も持っていることで、大きな資産を築くことに成功。

 

資産形成のための銀行の活用法や住宅、保険の選択方法には定評があり、講演やセミナーでも一躍人気講師になった。

初の著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム刊)は、40万部を超えるベストセラーとなり、各書店でビジネス書ランキングの第1位に輝くなど、注目を集めた。テレビ、ラジオの出演も多数。

本について

タイトル: 家族のお金が増えるのは、どっち!?
出版社 : 株式会社アスコム
ページ数: 214ページ
発売日 : 2015/4/27
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口コミ

親の金融資産ってあなたはご存知?
 
楽天ブックスレビュー引用

評価: 4.0

親の金融資産ってあなたはご存知?

わたしは今は知りません。でも、知らないと親に介護や医療などでお金が必要になったとき、自分の財布から出すことになり、最後に親と揉めることになるって考えただけでもうんざりしませんか?
そうならないためのアイディアのひとつとして頭に入れておいた方がよいことが書いてあります。

例えば、面倒を見られる兄弟の1人だけが親の介護を担うのに法律上遺産は兄弟間で折半になることの不満感。
わたしは実親がそのような経験をしており不満を聞いているので自分は同じ轍を踏みたくはありません。
それを防ぐための方法は絶対に取り入れたいなとメモしました!
とはいえ、お金のことって親に単刀直入に聞きづらいですよね
本書では、「エンディングノート」の活用などが紹介されています。(できるかな・・汗)

また、知らなかったらついやってしまいがちなNG行動について対応策(「退職金などまとまったお金が入ったときはとりあえず1年寝かせる」など)も紹介されており勉強になりました。

夫婦間でお金のことをどちらかに任せている方もいるかもしれませんがその危険性についても語られています。

もしこの感想で少し心当たりがあることがある方はぜひ読んでみることをおすすめします。
軽く読めるのでスキマ時間に読むのにおすすめです!

元銀行マンならではの視点が◎
 
amazonレビュー引用

評価: 4.0さすが元銀行マン、お金の使い方の良し悪しを明確に語っていてわかりやすい。
お小遣いのアイデアが秀逸。わが家でも挑戦したい。
親子や夫婦でどうお金を扱うか、具体的なアドバイスが役に立つ。
勇気をもって実父にも勧めてみた。感想を聞けるのが楽しみ。このエリアにレビュー本文を記入します。

やたら信用金庫の口座開設を進めてくるw
 
amazonレビュー引用

評価: 2.0著者は、三井住友銀行の支店長までなった人物で現在は、銀行を退職して不動産業や喫茶店を経営してるという変わった経歴も持ち主です。著者曰くメガバングに500万円ほど貯金していても見向きもされないが信用金庫に口座を開設して500万円でも貯金してようものならお得意様で1,000万円を超える貯金をしてようならVIP扱いで担当者もつくとの事ですww信用金庫と信頼関係を作っておけば住宅ローンや起業する時に必要な金額のローンにも有利に働くので利用したほうが良いとのことです。信用が無い子供でも親がその信用金庫に口座を作ってあれば子供がその信用金庫に口座開設したばかりでも信用を得られてなにかとスムーズにことが進むとのことです。親子で信用金庫に口座を開設することを勧めてました。今の時代ネット銀行やコンビニでも金が下ろせるメガバンクが主流のなのに店舗も少ない信用金庫に口座開設は躊躇しそうですが住宅ローンや起業ローン考えている人にはお勧めらしいです。このエリアにレビュー本文を記入します。

まとめ

  • 本としては、読みやすく要所要所で考える時間を与えてくれるので、僕には合ってました。
  • 自分の両親とのお金の向き合い方を気づかされるいいきっかけになった本だと思う。
  • お金の勉強としては、万人にとっつきやすい気がするため、家計簿管理をしていない人にもおすすめ。
  • とにかく、行動に移すよりも気づきを与えてくれる本だと僕は思います。
東洋経済オンライン

親の介護にかかる費用は、親のお金でまかなうことが大原則です。なぜなら高齢者の多くは、自分の老後資金の準備ができているから…

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

元気な親も、いつかは介護の対象になる。年末年始は「もしもの時のお金」を確認する絶好機だ。ファイナンシャルプランナーの井戸…